2007年10月12日

2007秋 新グランドメニュー紹介 その5

d936dbe2.JPG 第5回 「穴子の天婦羅 生姜餡かけ」

 大阪、しかもこの辺(堺、高石、泉大津)で人生の大半を過ごしていたにもかかわらず、「穴子」が名物っていうことを知りませんでした。両親が地元の人間ではなかったからか、大阪の文化に疎かったようで、食生活のスタイルも必然的に東よりでした。

 今は勿論のこと、大阪の文化、特に食文化に強く関心を抱いたのはこの業界に入ってからの事。


 よく、穴子を1本まるごと天婦羅にして、葱をたっぷりかけ、醤油でいただく、と言う料理を泉州では見かけます。それを看板料理にしているところもあるようです。

 この料理は、まさにその泉州の料理を「暇」なりのアレンジでお出ししています。あまり原型をいじらず、でもちょっと他とは差をつけたいと思いまして・・・。

 

 余談ですが、私のなかで、天婦羅の「穴子」はかなりの上位にランクしています。「野菜で浮き彫りになる人生」でもよく言うのですが、子供の頃、かなり偏食だったうえに食べた事がないものも多くありました。穴子もウチであんまり食べた記憶がありません。というか、食卓にならんだことは無かったと思います。

 そんな私が穴子の天婦羅を好むようになったのは、今を遡る事10年前。母方の祖母が亡くなったとき、静岡の駅前のビルにあった天婦羅専門店で食べた穴子の天婦羅を食べた時からです。他のネタはさほど印象に残ってはいませんが、この味だけは今でも忘れません。


 そして、話は戻りますが、この料理をグランドメニューに入れようと思ったのは、いい穴子屋さんに出会えたからです。つい、この数ヶ月前ほどからおつきあいさせていただいています。ここの焼き穴子もなかなかのもので、この夏の炊き込み土鍋ごはんには随分活躍して頂きました。


 ありきたりかもしれないけれども、良い穴子ですので、是非この「暇」でめしあがっていただきたい一品です。

itoma_blog at 23:31 │Comments(0)TrackBack(0)News  | 料理長のオススメ

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